九州公法判例研究会

九州行政判例研究会・関連研究会のご案内

2014年度夏期 九州公法判例研究会

会員各位

向暑の候,皆様益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
次回,2014年度夏季の九州公法判例研究会開催について,下記の通りご案内申し上げます。
夏休み中ではありますが,みなさま,万障お繰り合わせの上,ご参加いただきますよう,お願い申し上げます。

日時:9月6日(土)13:00~
 ※報告者が3名いらっしゃいますので,いつもより早く開始いたします。

場所:九州大学法学部大会議室

報告:

(1) 阪本昌成会員(近畿大学法科大学院教授)
「日本国憲法における権力分立--41条,65条への接近のしかた(日米比較から)――」

(2) 村上裕章会員(九州大学大学院法学研究院教授)
「司法制度改革後における行政法判例の展開――理論の過剰と過少(公法学会プレ報告)」(※)
〔参考文献〕
・原田尚彦・行政判例の役割(1991年)2頁以下
・高木光・行政訴訟論(2005年)3頁以下
・同「行政訴訟の現状」公法研究71号(2009年)24頁
※現代行政の多様な展開と行政訴訟制度改革研究会(科研基盤研究(B))との共催

(3) 深澤龍一郎会員(九州大学大学院法学研究院教授)
「行政事件訴訟における判断過程の統制――その基礎的考察――(公法学会プレ報告)」

2014年度春期 九州公法判例研究会

九州公法判例研究会会員各位

今年度の幹事を仰せつかりました九州大学基幹教育院の梶原です。
行き届かぬことが多々あるかと存じますが,皆様のご協力を頂いてなんとか務め上げたいと考えております。何卒よろしくお願い申し上げます。
さて,今年度の研究会は変則的ながら,6月,9月,11月,1月の4回の開催を計画しております。
その第1回の研究会を下記のように開催したいと考えておりますので,お繰り合わせの上,ご出席くださいますようお願い申し上げます。

日時:6月28日(土)14:00~
会場:九州大学法学部大会議室
報告者および報告判例:
(1)植木淳会員(北九州市立大学法学部)
「民法750条を改廃しなかった立法不作為の国賠請求が棄却された事例
  ―東京高判2014年3月28日LEX/DB25503188」
<参考文献>
・東京地判2013年5月29日判時2196号67頁(本件第1審判決)
・佐々木くみ「判評」新・判例解説Watch憲法No.74(本件第1審判決評釈)
・武田芳樹「判評」法セミ705号108頁(本件第1審判決評釈)

(2)田代滉貴会員(九州大学大学院法学府)
「固定資産評価審査決定取消等請求事件
  ―最判平成25年7月12日民集67巻6号1255頁」
<参考文献>
・宮本十至子「判批」ジュリスト臨時増刊 平成25年度重要判例解説223頁
・人見剛「判批」ジュリスト臨時増刊 平成25年度重要判例解説59頁
・吉村典久「判批」ジュリスト1461号(2013年)8頁
・仲野武志「判批」自治研究90巻5号(2014年)132頁

2013年度冬期 九州公法判例研究会

九州公法判例研究会冬期研究会を下記の通り開催いたします。

幹事 村上裕章

1 日時 2014年3月29日(土)14時より

2 場所 九州大学法学部大会議室

3 テーマ及び報告者

(1)「いわゆる「在特会」による示威活動等に対して損害賠償及び差止めが認められた事例―京都地裁平成25年10月7日判決 判時 2208号74頁」
中村英樹氏(北九州大学法学部准教授)
<参考文献>
【本判決に関して】
①奈須祐治「大きな意義を持つ京都地裁判決 この国の法制度の限界も明らかに」ジャーナリズム282号(2013年)110頁
【同事件の刑事訴訟に関して】
②金尚均「在日朝鮮人の特権廃止を目的に掲げる団体の活動として,構成員ら総勢11名で,多数の威力を示し,多数の児童がいる朝鮮学校付近において,拡声器を使って侮辱的言辞を繰り返し怒号した等の行為について,正当な政治的表現の限度を逸脱した違法なものであり,威力業務妨害罪,侮辱罪,器物損壊罪等が成立するとした事例」新・判例解説Watch10号(2012年)141頁
【ヘイトスピーチに関して】
③エリック・ブライシュ著・明戸隆浩ほか訳『ヘイトスピーチ 表現の自由はどこまで認められるか』(明石書店,2014年)の特に「訳者解説」

(2)「行政基準の法的統制──環境行政領域を素材として(博士論文報告)」
張栄紅氏(九州大学大学院法学研究府博士課程3年)
<参考文献>
①高木光『技術基準と行政手続』(弘文堂・1995年)第2章
②宮田三郎「環境基準について(一)~(三・完)」千葉大学法学論集4巻2号(1990年)1-38頁,5巻1号(1990年)145-192頁,5巻2号(1991年)143-184頁
③北村喜宣『行政執行過程と自治体』(日本評論社・1997年)
④東京高判昭和62年12月24日行集38巻12号1807頁
⑤最二小判平成7年7月7日民集49巻7号1870頁

2013年度秋期 九州公法判例研究会(2)

九州公法判例研究会秋期研究会(その2)を下記の通り開催しますので,ご出席いただければ誠に幸いです。


幹事 村上裕章(九州大学)



1 日時 2013年12月14日(土)14時より

2 場所 九州大学法学研究院大会議室(法学研究院棟2階)

3 報告テーマ等

・井上亜紀(佐賀大学経済学部准教授)

「成年被後見人の選挙権確認訴訟第1審判決(東京地判平成25年3月14日判時2178号3頁)」

<参考文献>

戸波江二「成年被後見人が選挙権をもたないと定める公職選挙法11条1項1号を違憲無効と判示した東京地裁判決」実践成年後見46号45頁

竹中勲「成年被後見人の選挙権の制約の合憲性――公職選挙法11条1項1号の合憲性――」同志社法学61巻2号161頁

有田信弘「成年被後見人の選挙権」関西福祉大学社会福祉学部研究紀要12号19頁,25頁

大曽根寛「日本国憲法上の基本的人権と成年被後見人の選挙権」実践成年後見19号4頁

井上亜紀「成年被後見人の選挙権――立法過程からみた憲法学的考察」実践成年後見39号80頁

同「判例紹介:成年被後見人の選挙権を一律に制限するハンガリー憲法の規定はヨーロッパ人権条約第1議定書3条に違反すると判断した事例――ヨーロッパ人権裁判所2010年5月20日判決――」佐賀大学経済論集44巻6号188頁


・朝田とも子(熊本大学法学部准教授)

「アスベスト訴訟における国の責任」

<参考文献>

野呂充「泉南アスベスト国家賠償請求訴訟〈特集/国民の生命・健康の安全と国の責任〉」法律時報84巻10号64頁

高木光「省令による規制権限の『性質論』:泉南アスベスト国賠訴訟を素材として」NBL984号36頁

吉村良一「建設アスベスト訴訟における国と建材メーカーの責任:横浜,東京両判決の検討」立命館法学347号1頁

2013年度秋期 九州公法判例研究会の開催について

会員各位

九州公法判例研究会秋期研究会を下記の通り予定しております。
今回は報告希望者が多かったため,2回に分けて開催することにいたしました。
九州公法判例研究会幹事 村上裕章(九州大学)
Ⅰ 秋期研究会その1
1 日時 2013年10月19日(土)14時より
2 場所 九州大学法学研究院第2研究会室(法学研究院棟3階)
3 報告テーマ等
「リース取引と課税」
野口浩(琉球大学観光産業科学部准教授)
「改正行訴法施行状況の検証と今後の展望」(※)
深澤龍一郎(京都大学法学研究科准教授)
※現代行政の多様な展開と行政訴訟制度改革研究会(科研基盤研究B)との共催
Ⅱ 秋期研究会その2
1 日時 2013年12月14日(土)14時より
2 場所 九州大学法学研究院大会議室(法学研究院棟2階)
3 報告テーマ等
「未定」
井上亜紀(佐賀大学経済学部准教授)
「アスベスト訴訟における国の責任」
朝田とも子(熊本大学法学部准教授)

2013年度夏期 九州公法判例研究会のご案内

九州公法判例研究会会員各位
九州公法判例研究会2013年度夏期研究会を下記の通り開催いたしますので,ご出席いただれば誠に幸いです。
幹事 村上裕章(九州大学)
1 日時 2013年7月20日(土)14時より
2 場所 九州大学法学部第2研究会室(箱崎文系キャンパス・法学部本館3階)
(※場所が変更されました[7/17])
3 報告テーマ等
(1)「神奈川県臨時特例企業税通知処分取消等請求事件」
最高裁判所第一小法廷平成25年3月21日判決 裁時1576号2頁
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20130321141249.pdf
報告者 平良小百合(神戸大学法学研究科特命講師)
参考文献
碓井光明「判批」『地方自治判例百選〔第4版〕』(有斐閣,2013年)56‐57頁
(2)「大規模災害時の民間組織による公共サービスの提供」(日本公法学会プレ報告)
報告者 大脇成昭(熊本大学法学部准教授)
参考文献
生田長人「災害対策法制の抱える主要課題とその検討の視点」自治研究89巻1号(2013年)37頁
多賀谷一照「危機的事態と法制度のあり方」自治体危機管理研究9号(2012年)71頁
木幡浩「住民の防災活動と防災まちづくり」同ほか『災害と安全』(ぎょうせい,1999年)313頁

2013年度春期 九州公法判例研究会のご案内

九州公法判例研究会会員各位

九州公法判例研究会2013年度春期研究会を下記の通り開催いたしますので,ご出席いただければ誠に幸いです。

幹事 村上裕章(九州大学)

1 日時 2013年4月13日(土)14時より
2 場所 九州大学法学部大会議室(箱崎文系キャンパス・法学部研究棟2階)
3 報告テーマ等
(1)「多国間の政策決定と議会留保」
報告者 村西良太(九州大学大学院法学研究院准教授)
参考文献
村西良太・執政機関としての議会(2011年)43-57頁
(2)「客観訴訟の憲法上の位置付け」
報告者 村上裕章(九州大学大学院法学研究院教授)
参考文献
曽和俊文「行政訴訟制度の憲法的基礎」ジュリ1219号(2002年)60頁
土井真一「法律上の争訟と行政事件訴訟の類型」法教371号(2011年)79頁
長谷部恭男「司法権の概念」ジュリ1400号(2010年)4頁
南野森「司法権の概念」安西文雄ほか・憲法学の現代的論点[第2版](2009年)169頁

以上

2012年度冬期 九州公法判例研究会のご案内

九州公法判例研究会のみなさま

次回研究会を下記の通り開催いたしますので,どうぞご出席いただきますよう,お願い申し上げます。

― 記 ―

日時:2013年2月2日(土)午後3時~
場所:九州大学法学部大会議室(箱崎文系キャンパス・法学部研究棟2階)


【報告1】
最高裁判所第二小法廷2012年12月7日判決2件
(国家公務員法違反被告事件2件)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20121207172309.pdf
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20121207163856.pdf
報告者:梶原健佑(山口大学経済学部経済法学科准教授)

〔参考文献〕
・青柳幸一「猿払基準の現在の判決への影響」法教388号(2013年)4頁以下
・蟻川恒正「明日の最高裁判決を読む」
http://www.nippyo.co.jp/blog_housemi/special_article


【報告2】
最高裁判所第二小法廷2013年1月11日判決
(医薬品ネット販売の権利確認等請求事件)
www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20130111150859.pdf
報告者:張 栄紅(九州大学大学院法学府博士課程)

〔参考文献〕
・野口貴公美「判解」法学セミナー693号139頁
・岩本弘史「判解」新判例解説 watch 行政法110号
http://202.248.47.42/commentary/pdf/z18817009-00-021100820_tkc.pdf
・阿部泰隆「違憲審査・法解釈における立法者意思の探究方法」森島昭夫=塩野宏
(編)『変動する日本社会と法』(有斐閣,2011年)70-94頁

2012年度秋期九州公法判例研究会

九州公法判例研究会会員の皆さま

いつも大変お世話になっております。今年度幹事の南野@九大法です。
直前のお知らせになってしまいましたが,次回研究会を下記の通り開催させていただきますので,どうぞよろしくお願いいたします。

--記--

日時:2012年9月29日(土)15h00~18h30
場所:九州大学法学部106演習室(箱崎キャンパス・法学部演習棟1階)
*場所にご注意下さい(学生係前の渡り廊下からお入りください。
法学部の研究棟と平行して向かい側にある建物です)。

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【報告1】
遠藤美奈(西南学院大学法学部教授・憲法)
「住所による個人の把握と人権保障」(日本公法学会プレ報告)

(参考判例)
1)最判平16・1・15民集58巻1号226頁(不法残留外国人の国保被保険者資格)
2) 最大判平17・9・14民集59巻7号2087頁(在外日本人選挙権訴訟)
3) 大阪高判平19・1・23判時1976号34頁(公園を住所とする転居届不受理)


【報告2】
福重さと子(北九州市立大学法学部専任講師・行政法)
「フランス都市計画法における民事訴訟と刑事訴訟――公法の本質に関する一考察」

(参考文献)
なし
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以上です。どうぞよろしくお願いいたします。なお,冬の研究会は,新年1月に開催予定です。報告者が未定ですので,自薦・他薦を問わず,ご報告いただける方を募集しております。ご検討いただける方は,お早めに南野までご連絡をいただきますようお願いいたします。

2012年度夏期九州公法判例研究会

九州公法判例研究会会員各位

いつもお世話になっております。今年度幹事の南野@九大法です。

大変遅くなってしまいましたが,7月14日(土)の研究会の詳細を次の通り確定しましたのでお知らせいたします。今回は,九大の院生による判例研究となります。お忙しいとは存じますが,どうぞ奮ってご参加いただきますようお願い申し上げます。

日時:2012年7月14日(土)15h00~18h30
場所:九州大学法学部大会議室(箱崎キャンパス・法学部研究棟2階)
*場所・時間ともに前回とは異なっておりますのでご注意下さい。

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【報告1】
原島啓之(九州大学大学院法学府修士課程・憲法専攻)
最一小判2012年1月16日裁判所時報1547号10頁【懲戒処分取消等請求事件】

(参考文献)
1)渡辺康行「『日の丸・君が代訴訟』を振り返る」論ジュリ1号108-117頁
2)山本隆司「日本における裁量論の変容」判時1933号11-22頁
3)宍戸常寿「裁量論と人権論」公法研究71号100-111頁

【報告2】
高橋和也(九州大学大学院法学府修士課程・憲法専攻)
最二小判2012年4月2日裁判所時報1553号2頁【生活保護変更決定取消請求事件】

(参考文献)
1)棟居快行「生存権と『制度後退禁止原則』をめぐって」佐藤古稀(下)369-390頁
2)木下秀雄「生存権訴訟(老齢加算廃止違憲訴訟)の現状と課題」法時84巻2号79-83頁
3)葛西まゆこ「司法による生存権保障と憲法訴訟」ジュリ1400号110-118頁
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以上です。どうぞよろしくお願いいたします。なお,秋の研究会は,9月29日を予定しております。憲法ご専攻の方によるご報告がすでに予定されておりますので,あとお一人,行政法・租税法をご専攻の方によるご報告を募集しております。ご検討いただける方は南野までご連絡をいただきますようお願いいたします。

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