九州公法判例研究会 会員各位
前略 次回の研究会につき詳細が固まりましたので,ご案内させていただきます。
万障お繰り合わせのうえご出席いただきますよう,お願い申し上げます。
記
1. 日時:2011(平成23)年4月9日(土)14:00-17:30
2. 場所:九州大学法学部 第三会議室(研究棟1階)
※会場が前回と異なりますのでご注意ください。
3. 報告者および報告内容
(1)手島孝会員(九州大学名誉教授)
「日本国憲法31条のトポスとロゴス
―最大判平成4年7月1日から百尺竿頭さらに一歩を―」
(参考文献)(発表年の若い順。就中、5を参看されたい)
1. 手島「憲法の七不思議」〈全国行政相談委員連合協議会『季刊・行政相談』122号,2009年)35~6頁
2.手島・磯部・櫻井・神橋「論点講座・学としての公法」(『法学教室』319号,2007年4月号)76~8頁
3.手島『学としての公法』(有斐閣,2004年)187~91頁
4.手島「不利益処分と適正手続」(『憲法判例百選』第4版,2000年)
5.手島「人権分類の組み替え―31条の正しい解釈を軸に―」(芦部古稀祝賀『現代立憲主義の展開・上巻』有斐閣,1993年)
6.手島「公正手続条項(日本国憲法第31条)再論」〈『法政研究』51巻3・4号,1985年)
(2)村上裕章会員(九州大学大学院法学研究院教授)
「フランスと日本の個人情報保護制度」
(参考文献)
・磯部哲「フランス(シンポジウム:社会の安全と個人情報保護――子供を被害者とする性犯罪対策を中心に)」比較法研究70号(2008年)57頁
・井上禎男「フランスにおける個人情報保護第三者機関の機能と運用:2004年改正1978年個人情報保護法とCNILの実務」人間文化研究5号(2006年)155頁
・清田雄治「フランスにおける個人情報保護法制の悟――2004年フランス新個人情報保護法の成立と憲法院判決」社会科学論集42=43号(2005年)277頁
・清田雄治「フランスにおける個人情報保護法制と第三者機関――CNILによる治安・警察ファイルに対する統制」立命館法学300=301号(2005年)839頁
・清田雄治「フランスにおける個人情報保護の憲法的保障」政策科学13巻3号(2006年)29頁
・曽我部真裕「「自己像の同一性に対する権利」について」法学論叢167巻6号(2010年)1頁
・多賀谷一照「フランスのプライバシー保護立法と運用の実態」ジュリスト臨時増刊・情報公開・プライバシー(1981年)248頁
・多賀谷一照「フランス(情報公開と個人情報保護)」比較法研究48号(1986年)53頁
・多賀谷一照「フランスにおけるプライバシー保護法制」堀部政男編・ジュリスト増刊・情報公開・個人情報保護(1994年)293頁
※前便でもご案内致しましたように,大学で常勤研究職に就いていない方(院生等)の報告に関して,報告の事前審査手続を設定することを検討しております。詳しいことは次回研究会の冒頭でお諮りしたく存じます。
※諸般の事情により,今回の研究会からお茶等の準備ができなくなりました。必要な方は各自でご準備くださいますようお願い致します。